2009/11/12

八百万/yaoyorozu


「八百万」とは日本古来の神道の思想であり、森羅万象全てに神が宿ると言う考えの様である。気象、地理地形に始まりあらゆる事象に「神」の存在を認めるという ならば、その逆もまた存在するはずです。いわゆる「神」と呼ばれるものと相反する存在も等しく存在し、それらはおそらく現実から僅か少しの距離を保って存 在しているのかもしれません。それらが蠢く風景を想像した時、どこかで見たはずの風景であるにも関わらず、微妙な空間のズレや僅かな差異がもたらす不安、記憶に封印したかのような手触り、希望的とも絶望的ともいえない感情の動き…そういった言語で表現する事にどこか限界を感じる風景を創造してみたというのが今回の作品です。


To recognize the existence of eight hundred myriad Gods in Nature is the central idea of the Japanese ancient Shintoism. This piece of work is intended to create natural scenes which do not deny but somewhat stay away from the Shintoists' view of Gods, and to express mental anxieties which are prevailing in the actualists' mind.






0 件のコメント:

コメントを投稿